面白い陰キャラを目指すブログ

面白い陰キャラを目指すという趣旨のブログです。

唐突だけど空気を読まずにサッカーの悪口をいいます

なんか今、日本沸いてるらしい。今やってるワールドカップで、サッカー日本代表がコロンビアを21で下したんだって。俺は根暗な陰キャラで、サッカーについてお話する友だちとか一切いないからよく分からんのだけれども、それって結構、すごいことらしい。

 

 

まあね、それがすごいってことはなんとなく分かる。漫画とかだって、弱キャラが強キャラに勝ったらなんかワクワクするじゃん。『男塾』でいうところの富樫VSミッシェル戦とかな。

 

 

今回の日本代表はFIFAランキングでいえば出場国中最下位で、対するコロンビアは16位とかだったらしい。そんなんもう、『男塾』に例えたら富樫とか言ってる場合じゃない。アキレウス一人に全員人柱にされちゃったアイツら(名前忘れた)が、オリンポス16闘士に勝つみたいなもんで、視聴者の一人としては、開いた口がふさがらない。

 

 

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↑『魁!男塾』より。人柱って、そういうことじゃないと思うんだけどな。

 

 

ところがどっこい、こちとら、大阪住みの大阪民である。そりゃあもう、ご存知の通り地震でてんやわんやなんである。

 

 

 

■爽やかな目覚めと陰キャラと地震と隣のおっさんと

 

もうね、地震、ほんとすごかったんだから。

 

 

あの日、俺は珍しく早起きして、一人掛け用のソファに深く腰掛けながら音楽聞いてた。なんか陽キャラみたいなさわやかな朝だが、実際、俺はそうしてた。

 

 

そしたら、突然の揺れ!本棚の上に積み上げてた本とか、机の上のフィギュアとか、掛け時計とかめっちゃ落ちる。

 

 

「あ、ヤバイ。これ死ぬな」って直感的に悟った俺は、わき目もふらず、家から飛び出した。めっちゃ恥ずかしいけど、その時俺、下履いてなかった。Tシャツ一枚にパンツのスタイルで、とにかく家から飛び出した。何が怖いって、家の下敷きになることだけがとにかく心の底から怖かった。

 

 

そんで、地震っていっても時間にしたら30秒も揺れてなかったはずだから、外にでたのとほぼ同時くらいに揺れもひいていったんだけど、その時、俺の動きに呼応するようにして今度は隣の家のお父さんが飛び出してきた。皆考えることは一緒らしい。しかもこのお父さんがまた、俺とおんなじようなランニングシャツ&パンツの斬新なスタイルだった。揺れが完全に収まってから、ちょっと顔を見合わせた俺たちだが、妙な一体感とか感じることは一切なく、「あ…どうも」みたいな感じで気まずそうに挨拶し合う。そしてパンイチの男ふたりが、すげえ微妙な空気感で各々、自分の家に戻っていく。何これ。吉本新喜劇かよ。

 

 

そんなこんなで、地震に関してはちょっと自尊心が傷つけられたのと隣の家の人と気まずくなった程度で大した被害はなかったんだけれども、例え直接的な被害がなくとも、その後の俺のメンタルはボロボロなわけ。

 

 

地震がおきた月曜の夜、夜中に何回も小さな揺れが起きて、なかなか寝られなかった。

 

 

火曜の夜、夜中に家がちょっと揺れただけで目が覚めて、そこからは一睡もできなかった。

 

 

水曜の夜、最近おさえがちだった酒をしこたま飲んで、気絶するようにして眠ったのに、夢の中では何回も何回も地震に苦しめられた。

 

 

地震がこんなに怖いなんて、思ってもみなかった。俺、陰キャラのくせに天災なめてた。「地震警報程度でピーピーうっせえんだよ!」とか、iPhoneに当たり散らしてた過去の俺の横っ面をぶんなぐってやりたい。地震、マジで怖い。

 

 

 

■このタイミングで絶叫とかマジでやめて

 

 

そんで、そんな恐怖の一日を過ごした翌日、サッカー日本代表がコロンビアに勝利した。

 

 

俺はその時、自室で本読んでた。何しろ根暗な陰キャラなので、自宅にいるときは本読むか漫画読むくらいしかやることがない。そしたらいきなり、隣の部屋から「うおっしゃああああああ!!!!」みたいな絶叫が聞こえてくる。

 

 

そん時の俺ときたらもう、イロウルに潜入された時のネルフなみに警戒態勢に入っていたわけで、いきなりの騒音とかにマジで弱い。「な、なんじゃああ!!」みたいな感じで、自室を飛び出し、絶叫の源っぽい隣の妹の部屋に突撃する。

 

 

ところが、「な、なんや!どうしたんや!」つって飛び込んだ俺に対して妹は「日本がコロンビアに勝ちそう、ってゆーか勝手に部屋入ってくんなゴミが」みたいな感じで、めっちゃ冷たく対応してきた。一応、心配してやって来た兄に対して、この対応の塩具合。しょっぱい。小3の夏、遊泳中にうっかり海水を飲んで溺れかけた時のことを思い出す。

 

 

…ってかさ。なんなん、お前。この大変な時に、タマついてる奴らがタマ蹴ってるとこみて一人でサカリやがってよ。そんなんで興奮してるから、いつまで経ってもカレシのカの字も舞い込んでこんのやぞ…なんてことを言ってやりたかったが、この場で興奮状態の妹にそんなことを言おうものなら、まず間違いなく木刀で襲われそうだったので、(なぜか妹の部屋には木刀が常備されてある)「あッ、失礼しました…」みたいな感じで、そそくさとその場を後にする。兄の威厳、ゼロ。

 

 

で、結局日本はコロンビアに勝って、超ミーハーな妹は普段サッカーなんてみないくせにここぞとばかりにくるくると舞い踊り、喜びを表現していた。地震の翌日、サッカーで勝利。なんかこの一週間、イベント盛りすぎじゃない?

 

 

 

■何者にも媚びず蹴球を嫌う

 

 

俺がもし、陽キャラなら、「地震でへこみがちな日本に勇気を与えてくれてありがとう!」みたいな感じで、サッカー日本代表に感謝しているところだと思うのだが、何しろ俺は陰キャラである。「サッカー」という文化に対して、敵対心しか持ち合わせていない。

 

 

そもそも、サッカーってつまんないじゃん。俺も今まで、WC熱につられて見たこととか、付き合いで見せられたこととか何回かあるけど、いつも途中で眠ってしまう。

 

 

まず、動いてる人間が小さすぎてよく見えん。サッカー楽しんで見てる奴は千里眼でも体得してんの?サバンナで狩りしながら生計たててんの?視力20くらいあんの?ってレベル。割と大きめの人間ですら小さくてよく見えんのだから、ボールとかマジで、砂粒みたいなもんである。それが、ゴールに入ったと思ったら、入らない。入ったと思ったら、入らない。

 

 

見てる側からすれば目が痛くなりそうなくらい小さい人間が、さらに小さくて見えないくらいのボールを取り合ってワチャワチャする。そんなんを、90分かけて見続ける。そんなんどう考えたって修行以外の何物でもないし、第一、目の健康にめちゃめちゃ悪そう。

 

 

●ナズマ●レブンとか、●ャプテン翼とか、ああいうのは面白い。ボール蹴ったら氷が出るとか炎がでるとか、背景にスタンドっぽい巨大な精霊が控えてるとか、そんなん面白いに決まってるし、見た目が派手で分かりやすいから目の健康にも優しい。なのに、現実のサッカーでは炎、出ない。つまらない。

 

 

…みたいなことを昔、サッカー大好きな知り合いに言ったら、いきなり殴りかかってきた。いや、ちょっとまって!?なんでいきなり殴るの!?仮にこちらに非があったとしてなんでいきなり手、出すの!?まずは話し合いで解決しよう!?

 

 

俺がサッカー嫌いな理由はたくさんあるが、サッカー好きな奴は総じて暴力的というのは大きい。試合中に手が出せない分、日常生活ではすごい些細なことで手、出してくる。

 

 

学生時代、同じクラスでサッカーやってた奴らは皆、そうだった。いじめられっ子の縦笛をトイレに流したアイツも、オタクなクラスメートのアニメ下敷きを真っ二つに割ってゴミ箱に突っ込んだアイツも、俺からほぼ脅すみたいな感じで2000円借りて返さなかったアイツも、皆、皆、サッカー部だった。さすがに大人になってから迂闊に手を出すような奴は見たことがないが、何しろそういう思い出があるので、「サッカー好きです」って言ってる人を見ちゃうとどうしてもマイナスのイメージが沸く。

 

 

そして、俺みたいな陰キャラがこういうこと言うと、必ずといっていいほど悪者扱いされる。「皆楽しんでんのに水さしてんじゃねーよ」とか「サッカー楽しめない根暗は●ね」とか。なぜなら、サッカーにはなんか明るくて楽しくて健全なイメージがあって、サッカー好きな奴は正義だっていうのが大多数の意見だからだ。そして、マジョリティが作り上げた正義に歯向かうような暗くてキモイ陰キャラは、陽キャラによって処刑されてしまうのがこの社会の掟なのだ。

 

 

でもさ、この世の中って、明るいこととか健全なこととかばっかじゃないじゃん。

 

 

明るい奴って、たいていの場合社会に受け入れられるってことになってるけど、そういうノリが無理な奴だって、いっぱいいるわけじゃん。そんで、そういう世間一般で「楽しい」とされてることとか、明るいノリとかになじめない暗い奴らが切り開いてきた陰湿な趣味の領域だって、この世の中にはめちゃめちゃいっぱいあるわけじゃん。

 

 

俺はもちろん、一人の陰キャラとして、そういう根暗な趣味が人から褒められるような、そんな社会になって欲しいとかは思わない。人から後ろ指刺される楽しみ、みたいなものだってあるわけだし。

 

 

でも、なんか犯罪犯した奴がコリン・ウィルソンの犯罪コレクションシリーズとか、18禁の同人ゲームとか、『LO』とか持ってたらやいのやいの騒ぐくせに、「サッカーやってた」って騒ぐことの一切ないこの世の中が、なんか、非常に居心地悪い。

 

 

5年間触手ものオンリーで抜き続けた結果、「俺にはもはや、触手の気持ちが分かる」と豪語するに至った変態とか、「性行為は青姦しか認めねえ」という信念を貫きすぎるあまり、30手前にして未だ童貞を貫き通し続けている変態とか、俺もこれまで、様々なタイプの気持ち悪い漢たちを見てきたが、少なくとも彼らは、目の前にいる人を物理的に傷つけたり、人のものを壊して平気で笑ったりするような異常なメンタルを持ち合わせてはいなかった。なのに、サッカーやってた奴らときたら…

 

 

まあ、もちろんサッカー一筋の人間だって、悪い人ばっかりではないのだろう。俺の学校のサッカー部は総じてクズの集まりだったが、野球部はそこそこ強く、野球部出身の人たちは虐めとか一切やらず、陰キャラにも優しかった。これはスポーツばかりに言えることではないが、総じて、何事かに一生懸命取り組んでる人は人間的にできているというパターンが多かったような気がする。だから、サッカーだって、一生懸命取り組んでいる人は人間的にできた人ばかりなはずだ。(多分)

 

 

ただ、俺の中でのサッカーの印象は最悪だ。これはもう、今後、一切変わることがないだろう。

 

 

ワールドカップ。これから先、日本がどこまで勝ち進もうが、観るつもりは一切ない。これが、陰キャラな俺の世間に対するせめてものレジスタンスである。

 

 

 

 

陰キャラ的・本記事への自己評価

 

★★☆☆☆(2/5)「なぜなにを書いてもお前は暗いのか」

 

 

陰キャラはよく自己評価をする。他の人間が一切自分のことを評価してくれないから、自分で自分を評価するしかないのだ。

 

なんか最近、「ブロガー」と呼ばれる人たちのブログを結構読むようになった。そんな中で「俺もこんなポップで楽しい記事が書いてみたい!」と思い立ち、最近のホットな話題を攻めてみたわけだが…なにこれ。

 

何を書いても暗くなる。モチベーションはどうあれ、最終的には必ず暗い方向に向かう。これが俺の、陰キャラたるゆえんなのだろうか。主張があるのはいいが、内容が独りよがりでただの日記帳なので、★2。

 

もっと、たくさんの人を笑顔にできるような、そんな素敵な記事が書きたいです!(迫真)